韓国銀行は、2015年12月16日、韓国経済の2015年~2018年の潜在成長率を3%台半ばから3%~3.2%、物価安定目標を2.5%~3.5%から2%に引き下げた。世界景気の停滞や生産年齢人口の減少などが影響する。

韓国の15歳~64歳の生産年齢人口は、2016年に3703万人でピークを迎え、2017年に減少に転換。65歳以上の高齢化率は2005年の9.1%から2018年は14.5%となる見通し。少子高齢化の影響が本格化する。

韓国政府は外国人の観光客や高度人材の就業者受け入れなどで補いたい考え。


韓国 潜在成長率を下方修正

項目 内容
潜在成長率 3%台半ば→3%~3.2%
物価安定目標 2.5%~3.5%→2%
生産年齢人口 2017年に減少に転換
合計特殊出生率 2015年1.21
高齢化率 2015年9.1%→2018年14.5%