IMFは、2018年1月22日、2018年の世界経済見通しを3.9%と発表した。日本は0.7%から1.2%に上方修正。世界貿易の拡大で輸出が底堅く伸びると見込んだ。米国は2.3%から2.7%に上方修正。10年間で1.5兆ドルという巨額減税を決めたことから世界経済を牽引する。ユーロ圏は1.9%から2.2%に上方修正。ドイツなどの景気が上振れする。

中国は6.5%から6.6%、ロシアは1.6%から1.7%、ブラジルは1.5%から1.9%、インドは7.4%で据え置いた。

一方、景気押し上げ要因の1つだった世界的な低金利環境は転換点にある。IMFは米FRBの利上げが加速する可能性を示し、資産価格に下落リスクがあると指摘した。