中国の李克強首相は、2019年3月5日、2019年の経済成長率の目標を6~6.5%にすると表明した。2018年の6.5%から引き下げた。

米国との貿易摩擦を踏まえ、財政支出の拡大を柱とした大規模な景気対策を打ち出した。企業の税負担と社会保障料の負担を2兆元弱軽減する。増値税(付加価値税)の税率を製造業などは16%から13%に、建設業などは10%から9%に引き下げる。地方のインフラ建設も増やし、地方政府がインフラ建設に充てる債券の発行額を2018年から8000億元増やして2兆1500億元とする。