政府は、2017年度の実質GDP成長率見通しを1.5%、名目GDP成長率の見通しを2.5%とする。海外景気の先行き不透明感は依然強いものの、米国経済の伸びなどを追い風に輸出や設備投資が増えるとみている。

個人消費は0.8%増。雇用や所得環境が改善する。設備投資は3.4%増。自動車や電子部品などの生産が上向く。

また、経済対策効果で公共事業が増加。向こう数年で実質成長率を1.3%押し上げ。2017年度は0.5%の押し上げを想定する。


日本政府の経済見通し 2017年度

  2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
実質GDP ▲0.5% 1.5% 1.7% 1.5%
個人消費 ▲2.7% 2% 2% 0.8%
住宅投資 ▲10.7% 1.5% 3.8% 0.1%
設備投資 1.2% 5.3% 4.5% 3.4%
輸出 6% 5.2% 4.8% 3.2%
輸入 2.5% 3.9% 5.2% 2.6%
名目GDP 1.7% 2.7% 3.1% 2.5%