米連邦準備理事会(FRB)は、2015年1月28日、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米国経済について「緩やかな回復が継続」から「堅調なペースで拡大」の上方修正。雇用は増加が「力強い」。物価動向は「短期的にはさらに低下すると予想される」とするも、原油安など一時的要因がなくなれば、年2%のインフレ水準に上昇していくとの見方を堅持した。エネルビー価格の低下が「家計の購買力を高めた」とし、ガソリン安が米国内で一定の消費押し上げ効果をもたらしたとの見方を示した。

金利については、利上げまで「忍耐強くなれる」との表現を維持。安定した米景気の回復を踏まえ、事実上のゼロ金利を「相当な期間」維持するとの一節を削除した。また、利上げに際し「国際情勢にも留意する」との文言を加えた。


【経済】

項目 内容
米国経済 緩やかな回復が継続→堅調なペースで拡大
雇用 増加が力強い
物価 短期的にはさらに低下すると予想される
原油安など一時的要因がなくなれば、年2%のインフレ水準に上昇


【金利】

項目 内容
利上げ 忍耐強くなれる
相当な期間維持する→削除
国際情勢にも留意する