FRBは景気悪化時に備えた新しい金融緩和の手法を検討する。新手法として検討するのは、金利操作の対象を短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利だけでなく、長期金利にも広げる案。長期金利を操作して低めに誘導する緩和策を検討する。

また、2%のインフレ率を目指す物価目標も修正を検討する。検討するのは「平均物価目標」で景気悪化局面から回復局面に入っても、一時的に2%を上回る物価上昇率を容認する考え方。金融緩和が長期化して、市場の期待を高めやすくなるとみる。

2019年後半に集中協議して、早ければ2019年内に結論を出す。