中国商務省は、2018年3月26日、米国やEU、日本などから輸入した化学物質フェノールについて、不当廉売の疑いで調査を始めたと発表した。ダンピングがあると認定すれば、高い関税をかけるという。

フェノールは合成樹脂の材料などとして知られる。調査対象となるのは、米国、EU、韓国、日本、タイで生産されて中国に輸入されたフェノール。調査期間は2019年3月までの1年間となっている。