中国は、2018年4月10日、国内市場を外資にさらに開放する方針を示した。中国で証券や保険、自動車製造を営む場合に外資の過半出資を認める。現在、外資が中国で証券や保険事業を営む場合、中国企業と合弁会社を作る必要がある。外資出資比率の上限は証券が49%、保険が50%となっている。保険事業は外資の業務範囲を広げることも明らかにした。自動車の合弁企業の外資出資比率の上限は50%だが、過半出資を認める方針。外資誘致を拡大するため、2018年6月末までに外資の投資規制の全体像を明らかにする。

また、輸入を拡大する方針。自動車関税を大幅に引き下げ。その他の商品の関税も引き下げる方針。米国との貿易摩擦を和らげ、交渉による解決につなげる狙い。