中国政府は、2017年11月10日、国内の金融業務に関する外資の参入規制を緩和すると発表した。現在、外資系金融機関は中国で業務をする際に過半出資ができない。証券の外資出資比率を現在の49%から2017年中に51%、2020年に100%に引き上げ。生保の外資出資比率を現在の50%から2020年に51%、2022年に100%に引き上げる。また、銀行業務は中国で外資全額出資による展開が認められているが、新たに外資による中国資本の銀行への出資規制(最高25%)も撤廃する。

規制緩和を実施しても、実際に外資が全額出資の証券や生保を設立するには、中国金融当局の認可が必要となる。