理化学研究所は、サルのiPS細胞から作った網膜細胞を別のサルに移植した場合、免疫の型が同じであれば、拒絶反応が出ないことを確認したと発表した。研究グループは、サルのiPS細胞から網膜細胞を作製。免疫の型が同じサル2匹と、型が違うサル5匹の網膜に人間の場合と同じ方法で移植。型が同じ2匹では6ヶ月経っても拒絶反応が無く、異なる5匹では数ヶ月のうちに拒絶反応が起きた。

免疫抑制剤で拒絶反応を抑えると、目だけで無く全身の免疫力が低下し、感染症などにかかるリスクがある。