FRBは、2016年1月27日、FOMCで追加利上げをしないことを決めた。声明で「海外経済と市場環境を念入りに注視し、米雇用や物価に与える影響をきめ細かく点検する」とした。追加利上げについては「緩やかに進めるが、ペースは今後の経済データ次第」とした。
追加利上げの条件としているインフレ率の上昇については「エネルギー価格がさらに下がり、物価は短期的には低迷する」とした。FRBは物価上昇率の目標を2%としている。
景気判断では、米経済は「昨年終盤に減速した」。雇用は「就業者がさらに増えて力強い」とした。
FOMC 2016年1月
2015年12月 | 2016年1月 | |
米経済 | 緩やかな拡大が続いている | 昨年終盤に減速した |
物価 | 中期的に2%に達するとの合理的な確信 | エネルギー価格の下落で短期的には低迷 |