ロシア中央銀行は、2014年11月10日、通貨ルーブルの変動幅を設定し市場介入を行う通貨バスケット制度を廃止し、市場で相場が決まる変動相場制に移行することを決めた。

ルーブルに対する投機的な動きの前提条件が形成されることを防ぐ。一方、ナビウリナ中銀総裁は必要な額の為替介入をいつでも実施する用意があるとも表明している。

通貨ルーブルはウクライナ情勢を巡る対ロ制裁や主な輸出品である石油価格の下落で、ロシア経済が低迷するとの懸念から下落している。