2015年6月19日、企業が派遣社員を受け入れる期限の上限を事実上なくす労働者派遣法改正案が可決された。業務ごとに最長3年と決められている派遣期間を個人ごとに変更。どの業務についている人でも1つの仕事で同じ派遣社員が働けるのは3年までとなる。

企業は働く人を交代させればその業務をずっと派遣に任せることができ、活用の幅が広がる。派遣労働者は、一定期間同じ職場で働けるとともにキャリアアップにもつながる。

同じ職場で3年間働いた人は、派遣先の会社で直接雇うように依頼することを派遣会社に義務付け。断られた場合は、次の派遣先を紹介したり、派遣会社が無期雇用をしたりしなければならない。悪質な業者を排除するため、届出制をやめて全て許可制にする。