政府は2014年度から5年間にわたり最先端の研究を支援する基金に2000億円前後を計上する検討に入ったもよう。 政府は2009年度から「最先端研究開発支援プログラム」を創設。2700億円の基金をつくり、iPS細胞研究など30に及ぶ研究課題を支援してきた。当プログラムは今年度に終了するため、2013年8月30日に後継の「革新的研究開発推進プログラム」の骨子を決定。2013年12月上旬にまとめる今年度補正予算に盛り込む見通し。 課題ごとに研究資金を支援するほか、それぞれに事業化への市場調査や知的財産の管理を担う専門家を置き、研究者が専門の研究に専念しやすい環境を整える。対象となる研究は、医療や素材、エネルギー分野が候補となっている。