住友化学は、2015年2月19日、理化学研究所と共同で、ヒトES細胞から目の網膜の成長や再生に貢献する毛様体縁を含む立体網膜を作製することに成功したと発表した。細胞を培養する際に動物由来の成分を使う必要がなく、安定的に生産できるとしている。

また、iPS細胞から網膜細胞の作製にも応用できるという。子会社の大日本住友製薬は理化学研究所とiPS細胞を使って目の難病である「加齢黄斑変性」の治療を目指しており、早期の患者治療を目指す。