住友化学は2017年3月7日、有機ELディスプレーを搭載するスマートフォン向けに、曲げられるタッチパネルを2018年初めまでに3倍強に増強すると発表。ガラスを使う方式と比べて軽いため生産工程で扱いやすく、曲面のあるデザインの有機ELスマホを作りやすくなるという。量産開始は2018年1月を予定。150億円を投じて、韓国西部の平沢市にある液晶部材の製造ラインを造り替えることで、年1億台強のスマホに供給可能となる。ガラスを使うタッチパネルと合わせると約4億台のスマホに供給可能になるという。

大口顧客である韓国企業のほか、これから参入する中国勢への供給も増やす計画。
 

住友化学 スマホ向け曲面パネル3倍に増強

項目 内容
投資金額 150億円
対象 韓国で有機ELディスプレー向けタッチパネル増産
生産能力 3倍
量産時期 2018年1月