東京電力は2017年をめどに米国から新型天然ガス「シェールガス」を原料とする割安の液化天然ガス(LNG)を調達する。米国の生産者センプラ・エナジーの運営子会社キャメロンLNGと取引する三菱商事と三井物産から年80万トンを買い取る。 三菱商事と三井物産は、それぞれ年400万トンを日本などに輸出する計画。 米政府は自由貿易協定(FTA)の非締結国へのLNG輸出を厳しく制限してきたが、米エネルギー省は2013年春から順次計画を審査し、一部は年内にも輸出許可が下りる見通しという。 東電はLNGの国内最大の需要家で、2011年度は前年比16%増の2409万トンを調達した。 【[シェールガスの今と関連市場の動き[2190]]】