中国の国家エネルギー局は、2020年までのシェールガス生産目標を600~800億立方メートルから300億立方メートルに下方修正した。
中国のシェールガス可採資源量は25兆立方メートルとみられており、世界でも有数のシェールガス埋蔵国だが、山間部が多い南部や中西部に偏り、大部分が地下4000メートル以下の深い層にある。比較的平たんで浅い場所にある米国とは異なり、開発コストが割高。また、インフラの未整備でフラッキングに使う水が足りないという課題がある。
中国のシェールガス生産目標
項目 | 年 | 目標 |
中国の生産目標 | 2015年 | 65億立方メートル |
2020年 | 600~800億立方メートル→300億立方メートル |
中国のシェールガス開発
中国の国土資源省は重慶市で大型シェールガス田を確認したと発表した。中国国営石油会社の中国石油化工集団が開発中のガス田で、埋蔵量は1067億立方メートルに及ぶという。2017年にも商業生産を始める見通し。
企業 | シェールガス埋蔵量 | 生産開始 |
中国石油化工集団 | 1067億立方メートル | 2017年 |