米議会は、2015年12月18日、原油輸出解禁を盛り込んだ2016年度の歳出法案を可決した。第1次石油危機の1975年からエネルギー不足への対応として輸出を禁止。カナダ向けの軽質油などに限って例外的に承認していた。

輸出が解禁されれば、米国の割安な原油が市場に出回ることになる。米国の産出量は、2013年が750万バレル、2014年は870万バレル、2015年は940万バレルに達する見通し。