三菱レイヨンは、2015年10月13日、炭素繊維の中間基材の生産工場をドイツに建設すると発表した。投資額は5~10億円。生産能力は年6000トン。稼動は2016年9月。

生産するのはSMCと呼ぶ炭素繊維強化プラスチックの中間材。自動車の構造部品など立体成型に適しているうえ、大量生産する部品にも適しているという。

欧州自動車市場では、燃費規制の強化を背景とした車体軽量化が活発になっており、炭素繊維が高級車だけでなく量産車にも本格的に採用する動きが加速している。

三菱レイヨンの現在の生産能力は国内工場で年3000トン。


三菱レイヨン ドイツで炭素繊維生産

項目 内容
投資額 5~10億円
対象 ドイツに炭素繊維の中間材の生産工場
生産能力 年6000トン
稼動 2016年9月