日立製作所は、2015年7月21日、医療子会社2社を吸収合併すると発表した。2016年4月1日付で、日立メディコと日立アロカメディカルの製造部門を統合した製造子会社を設立するとともに、日立製作所が日立メディコと日立アロカメディカルを吸収合併する。
日立製作所の粒子線がん治療装置や情報システムと日立メディコのコンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)、日立アロカメディカルの超音波診断装置などと合わせた展開がしやすくなる。医療機器とビッグデータ解析を一体的に提案するなど新サービスを創出。特に診断・臨床、検査・試薬、インフォマティクスの3分野を強化する。
また、3社で重複している国内外の拠点を集約・効率化。製造子会社設立で、技術とノウハウを融合し、製品競争力の向上を図る。
医療関連市場は今後年率5%以上の成長が見込まれている。
日立 医療子会社2社を吸収合併
項目 | 内容 |
吸収合併対象 | 日立メディコ 日立アロカメディカル |
事業 | 日立メディコ CTやMRI |
日立アロカ 超音波診断装置 | |
効果 | 日立製作所のIT事業と連携し、医療現場のIT化を後押し |