日立製作所は、2015年2月24日、伊フィンメカニカ社傘下のアンサルドブレダ社とアンサルドSTS社の株式約40%を取得すると発表した。アンサルドブレダ及びフィンメカニカが保有する不動産を合計した取得額は約48.6億円。アンサルドSTSの株式40%の取得額は約1044億円。
日立製作所は買収の正式契約後、アンサルドSTSの残りの株式についてTOB(公開買付)を実施する。総投資額は約2600億円になる見通し。完了は2015年後半。
アンサルドブレダは鉄道車両事業を展開。アンサルドSTSは貨物・旅客・地上鉄道や地下鉄向けの信号装置、制御システムの設計事業を展開している。米国やデンマークなど世界30カ国以上で事業を手がける。
世界の鉄道市場へ本格参入し、成長が見込まれる新興市場で事業拡大を図る。
日立製作所 伊鉄道車両・信号システムを買収
項目 | 内容 | |
投資額 | 2600億円 | 48.6億円 アンサルドブレダ |
1044億円 アンサルドSTS株40% | ||
アンサルドSTS株の残りにTOB | ||
完了 | 2015年後半 |
【アンサルドSTS】
2014年 | |
売上高 | 1760億円 |
営業利益 | 168億円 |