中部電力と大阪ガスは、2014年10月30日、米テキサス州フリーポートLNGプロジェクトにおいて国際協力銀行(JBIC)と民間金融機関6行との間で、総額38億ドル(約4000億円)のプロジェクトファイナンスによる融資契約を締結したと発表した。民間金融機関6行には日本貿易保険(NEXI)による保険を適用する。

中部電力と大阪ガスは、2014年2月に第1系列液化会社の持分をそれぞれ25%ずつ取得することを決定。今後、銀行団からの借り入れに合わせて出資を実行する予定。なお、出資にもNEXIによる海外投資保険が付与され、LNG輸出許可の取り消しリスクを含むリスクカバーが供与される。

融資契約締結に先立ち、中部電力と大阪ガスは、米国大手パイプライン事業者のガルフサウス社と第1系列液化設備へのパイプライン使用契約を締結した。米国内の主要天然ガス生産地からの調達が可能になる。