東京電力と丸紅はフィリピンに出力40万キロワットの石炭火力発電所を新設する。総事業費は1000億円で、2017年の稼動を目指す。2016年の電力小売り自由化による競争激化や原子力発電所事故の賠償費用の確保などに備え、収益を多角化する。 東京電力と丸紅の共同出資会社が現地のエネルギー会社と合弁会社を設立。東京電力・丸紅側と現地企業がそれぞれ125億円を出資。残りの750億円は現地の金融機関からプロジェクトファイナンスで借り入れる。 主要設備は三菱重工業と日立製作所の共同出資会社が納める。経済成長で電力需要が伸びる東南アジアでの事業を拡大する。


東電・丸紅 フィリピンで火力発電

項目 内容
総事業費 1000億円 東電・丸紅 125億円
現地企業 125億円
現地金融機関 125億円
稼動 2017年
主要設備 三菱重工業・日立製作所