総務省は軽自動車の持ち主が毎年納める軽自動車税を増やす検討に入った。自動車保有にかかる税金のうち、普通自動車は軽自動車とさほど変わらない排気量1000cc以下の車で1台あたり年間2万9500円かかるが、軽自動車は7200円で済んでいる。自動車取得税は、消費税が10%に上がる際に廃止されるが、取得税がなくなると年1900億円の税収が失われるため、軽自動車の保有税の増税で補填する方針。 2013年10月までに省内の有識者検討会で具体的な増税方法を固め、与党の税制調査会に提案する見通し。 一方、消費税が8%になるときの自動車取得税では経済産業省が減税を求める方針。総務省に対する2014年度の税制改正要望に、税率5%から2%への引き下げを盛り込むとしている。 {2013年度 自動車関連税収の見通し}
自動車関連税 | 税収 | |
取得 | 自動車取得税 | 1900億円 |
消費税 | 6962億円 | |
保有 | 自動車重量税 | 6509億円 |
自動車税 | 1兆5497億円 | |
軽自動車税 | 1852億円 |