日本経済新聞によると、米国立衛生研究所(NIH)は、iPS細胞を使った再生医療の臨床試験を2年以内をめどに始める見通しであることが報道された。 今後1年半程度で米食品医薬局(FDA)に臨床試験を申請し、その後半年程度で始めるもようだ。 網膜や神経系の治療が対象。iPS細胞から網膜細胞を作り、黄斑変性などの治療に使う臨床試験や神経伝達物質のドーバミンを出す細胞を作り、パーキンソン治療の臨床試験を目指すとしている。 NIHは傘下の研究機関や他の再生医療研究所連携し準備を進めているという。企業や他の研究機関と組んで高品質で安全なiPS細胞を揃え、iPS細胞から作った治療用の網膜細胞などを安価に病院などに供給できる体制を整える。 --- 【[NHI(米国立衛生研究所)[2112]]】 米国立衛生研究所(NIH)は、1887年に設立された米国で最も古い医学研究の拠点機関。がんや心配血液、精神衛生などの研究所と、全部で27の施設と事務局によって構成されている。 【[iPS細胞関連情報へ[1987]]】