医療用検査薬　処方なしで購入へ 2014/06/03

厚生労働省は病院で使われる医療用検査薬を薬局やドラッグストアで販売できるようにする。採取した尿に含まれる女性ホルモンの変化を調べ排卵日を予測できる排卵日検査薬や尿や便に血が混じっていないかを調べ尿路結石や大腸がんを調べる検査薬などが候補となっている。現在、医療用検査薬を入手するには医師の処方箋が必要となる。2015年に処方なしで個人が買えるようにする方針。なお、政府の規制改革会議は49種類の医療用検査薬の市販化を提案している。血糖・血中脂質など生活習慣病を調べる検査薬も含める。日本臨床検査薬協会によると、医療用検査薬の市場規模は2012年に3300億円。