慶應義塾大学の岡野栄之教授らと順天堂大学の赤松和土特任教授の研究グループは、iPS細胞から神経細胞へと成長するまでの期間を短くする培養法を開発した。従来は3週間ほどかかっていたが、新たな培養液にマウスのiPS細胞を入れる実験では、約1週間で神経細胞ができた。目的の細胞になる比率も従来の2%から8割に高まったという。

現在はマウスの細胞で確かめた段階。今後は人のiPS細胞でも同様の細胞を作れるかを確認する。