京都大学の江藤浩之教授らは、iPS細胞から止血作用のある血小板製剤を大量に作る技術にめどをつけた。今後、商業生産を目指して改良を進める。

iPS細胞から血小板のもとになる細胞を作り、液体に入れてかき混ぜながら血小板を培養する。従来の技術では、できた血小板で輸血に使えるのは4割にとどまり、臨床応用するには効率が悪く、コスト高になっていた。新技術では、9割が輸血に使える品質だったという。