大日本住友製薬は2016年12月21日、約236億円で米バイオベンチャーのトレロ・ファーマシューティカルズを買収すると発表。トレロ社は大日本住友製薬が全額出資する米国持ち株会社の完全子会社になる予定で、17年2月にも買収手続きを完了する。トレロ社はがん治療薬を開発するベンチャーで、急性骨髄性白血病など、血液がんに対する治療薬候補の化合物を持つ。大日本住友はトレロ社が開発する白血病薬などの新薬候補を取り込み、2018年度の承認申請をめざす。

開発が進捗した場合は最大で約507億円、開発薬の発売後には売上高に応じて最大で約177億円の支払いが発生。買収による支出は最大で920億円となる見通し。
 

大日本住友 がん治療薬開発へ向け米バイオVB買収

項目 内容
買収金額 236億円
対象 米バイオベンチャーのトレロ・ファーマシューティカルズ
取得時期 2017年2月