関西電力は、米国から新型天然ガス「シェールガス」などに由来する液化天然ガス(LNG)の調達を2017年後半から始める。 関電は、原発の稼働率低下・火力発電の比重増のため、火力発電比が東日本大震災前の3倍近い水準になっている。そのため、割安な米国の「シェールガス」輸入し、燃料費調達コストの低減につなげる。 米エネルギー大手のドミニオンが米東部で開発を進める「コーブポイントLNGプロジェクト」から住友商事を通じて輸入する。調達期間は20年。北米の市場価格に連動する方式で調達する。 輸入量は80万トンで、関電の年間調達量の約1割に相当するとしている。