3メガバンクは、QRコードの規格を統一することで合意した。統一規格は「バンクペイ」で2019年度の実用化を目指す。QR決済は店頭でスマートフォンをかざし、支払額が銀行口座から引き落とされる。小売店や飲食店でQRコードにスマートフォンをかざすだけで現金をつかわずに支払えるようになる。バンクペイが普及すれば、メガバンクの預金者は買い物で現金やクレジットカード類が必要なくなる。

メガバンクが動き始めたことで、モノやサービスの売り買いに現金を使わないキャッシュレス化が加速しそうだ。地方銀行にも参加を呼びかけ、日本全体で推進する。

経済産業省によると、日本で現金を使わない決済の比率は2015年時点で20%にとどまるという。