SBIファーマとリプロセルは、2015年6月8日、がん化する原因となるiPS細胞を除去する技術を開発したと発表した。
iPS細胞から心筋、神経、肝臓などの細胞を作製する際、万に1つの割合でiPS細胞が変化せず残留することがある。この残留iPS細胞は生体に移植するとがん化する恐れがある。
SBIファーマとリプロセルは、再生医療に適する安全なアミノ酸ALAを含んだ培養液中でiPS細胞から変化させた体細胞に特殊な条件で光照射することにより、容易に残留iPS細胞のみを選択的に除去することに成功した。
今後、技術の改良を進め、事業化を目指す。