ブラジル中央銀行は、2015年3月24日、外国為替市場で通貨レアルを下支えするために実施している介入を3月末で終了すると発表した。

中銀は2013年8月から米国が金融緩和の段階的縮小に向けて準備を進めていることを背景に、レアル買い・ドル売りを実施し、先物市場にドルを供給してきた。しかし、レアルは下落し、輸入コストを押し上げたことから、介入による下支え効果は薄いと判断した。