自動運転車関連銘柄をまとめた。日産自動車は2020年までに自動運転車を市場投入することを計画。デンソーは2014年6月に公道で自動運転支援システムの実証実験を実施。日立製作所はカメラの視界を良好に保つ技術を開発。クラリオンは2018年をめどに自動駐車システム向けカメラシステムを導入。ゼンリンやアイサンテクノロジーは3D地図関連の開発を進める。


自動運転車

コード 企業 内容
7201 日産自動車 2020年までに自動運転車を市場投入
7270 富士重工業 自動ブレーキシステム「アイサイト」を改良。2020年に実用化

【日産自動車】
 2020年までに自動運転車を市場投入する。2014年末までに神奈川県に自動走行車専用のテストコースを完成させ、開発を本格化。2016年末までに混雑した高速道路において、自動でハンドルやアクセルなどを操作して走行する技術を導入する計画。また、2016年末には運転操作が不要な自動駐車システムも幅広い車種に採用する計画。

【富士重工業】
2020年に実用化。歩行者や先行車を前方に取り付けたカメラで認識し、自動ブレーキを作動させて衝突を回避する技術「アイサイト」を基に開発。

 

 


運転支援システム

コード 企業 内容
6902 デンソー 周囲の車や道路の白線を認識するセンサー
ステアリングを自動で制御するシステム
6723 ルネサス 身振り手振りでエンジンやギアを操作
目を閉じた状態継続で路肩に自動停止
車の背後の二輪車を察知し、運転手に警告

【デンソー】
2014年6月に公道で自動運転支援システムの実証試験を実施。周囲の車や道路の白線を認識するセンサーやステアリングを自動で制御するシステムを試す。車線を変更したり、車が割り込んできた際に減速して車間距離を取ったりする機能を確かめる。


カメラ

コード 企業 内容
6501 日立製作所 カメラの視界を良好に保つ技術
6758 ソニー 光の感度を高めた車載カメラ用センサー
6796 クラリオン 2018年をめどに自動駐車システム向けカメラシステム導入

【日立製作所】
自動運転車に乗せたカメラの視界を良好に保つ技術を開発。レンズが汚れや水滴で曇り、車線を認識する精度を保つ。2018年頃の実用化を目指す。 

【ソニー】
光の感度を高めた車載カメラ用センサーを開発。現在の一般的な車載用センサーと比べて感度が約10倍で、暗い場所の認識がしやすいという。2015年後半から量産し、2016年から自動車大手が発売する新車に搭載される見通し。


地図

コード 企業 内容
9474 ゼンリン 自動運転車用3D地図を作製
4667 アイサンテクノロジー 3D地図情報システムの開発


部品 

コード 企業 内容
6762 TDK 誤作動を防ぐ電子部品を増産
6770 アルプス電気 フロントガラス越しに速度メーターや地図を表示するディスプレー

【TDK】
 誤作動を防いで効率を高める電子部品の月産能力を現状の2倍の4000万個に増やす。

【アルプス電気】
フロントガラス越しに速度メーターや地図を表示するディスプレーを2014年秋から量産。