京都大学の中辻憲夫教授らと日産化学工業は、2014年4月25日、iPS細胞を大量に増やす新しい培養法を開発したと発表した。 従来の10分の1で治療に使用するiPS細胞を確保できる培養法で、再生医療にかかる治療費1000万円~2000万円を先進国並の数百万円に引き下げられるという。 新たな培養法では、日産化学が持つ特殊な物質を培養液に加え、細胞塊の大きさを均一にすることに成功。ニプロが開発したガス透明性培養バッグでの培養で大量の細胞を獲得できた。 今後、富士フィルムが中心になり数リットル規模の培養タンクなどを開発。2019年を目標に実用化する計画。