6月の必要資金であった3600億円はシンジケートローン更改を契約。9月のCB(転換社債)償還に向けた資金1500億円の調達契約も結んだ。一方、2014年3月期に会計基準変更に伴い、企業年金積立不足の約1200億円を負債計上する見通しで更なる財務悪化が懸念される。住宅設備大手LIXILと電導工具マキタにそれぞれ100億円規模の出資を要請しているとみられる。また、デンソーは出資額を20~30億円とする方向で最終調整に入ったようで、家電の技術や発想をを採り入れた自動車部品の開発などで相乗効果も見込む。 【必要資金】
  2013年  2014年 
6月 9月 3月 9月
必要資金 3600億円  2000億円  300億円  1000億円 
必要性 シンジケートローン CB(転換社債)償還 SB(普通社債)償還 SB(普通社債)償還
【資金調達】
時期 調達先 調達額 内容
2012年12月  米クアルコム 100億円 新型パネルを共同開発
2013年3月  韓国サムスン電子 100億円 サムスンへのテレビ用液晶パネル供給
2013年6月  みずほコーポレート銀行 3600億円 シンジケートローン更改 
 東京三菱UFJ銀行
2013年6月  みずほコーポレート銀行 1500億円 転換社債償還資金で新規シンジケートローン 
 東京三菱UFJ銀行
【資金調達見通し】
出資要請先 出資要請額
 LIXIL  100億円
 マキタ  100億円
 デンソー  20~30億円