台湾の鴻海精密工業は2016年3月30日の取締役会で、シャープ買収を決議した。買収により鴻海はグループでシャープに対する出資比率が66%になる。シャープに出資する3888億円のうち2888億円を議決権のある株式の取得に充て、増資の発行価格は1株88円。6月末の株主総会で承認され、払い込みの最終期限は10月5日としている。
シャープは鴻海の支援を受け、成長に向けて3580億円を液晶パネル事業や有機ELパネルに重点投資するという。