調査会社富士経済は、2013年6月20日、再生可能エネルギーなど創エネ関連システム市場の調査結果を発表し、国内市場が2020年に1兆1878億円と2012年比3.4倍に拡大すると予測した。調査対象となったのは太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、燃料電池など。 太陽光発電は2020年に3760億円と2012年比2倍に拡大し、創エネ市場の約30%を占める見通し。技術開発の進展で新エネルギーの導入も広がる。 風力発電は2020年に1446億円と2012年比11倍に拡大する見通し。2012年時点は陸上への設置がほとんどだが、2020年は半分以上が洋上風力発電に移行すると予測している。政府は2014年度に再生可能エネルギー買い取り制度で洋上風力発電向けの新価格を新設する方針。企業では丸紅が、2013年6月3日、出資している英洋上風力発電建設大手の日本法人を設立している。 また海水温の差異を活用して発電する海洋温度差発電が実用化され、2016年に150億円、2020年には1800億円に成長する見通し。2012年までは実績は無いが、2013年3月から沖縄県が久米島で実証を開始している。