経済産業省の有識者会議は、2016年12月13日、再生可能エネルギーの2017年度以降の買取価格を決めた。

出力10キロワット未満の住宅用太陽光の買取価格は、2017年度に31円から28円に引き下げる。出力2000キロワット以上の大規模設備では2017年度から入札制にして安い電気を優先して買取。21円を買取の上限価格とする。

風力発電は、2017年10月から22円から21円に引き下げる。出力20キロワット以上の陸上風力発電は、発電コストが減っていることから引き下げる。2018年度は20円、2019年度は19円にする。小型の風力発電は22円に据え置く。

2016年度の再生エネルギー全体の買取費用は2.3兆円。過去に認定した太陽光や風力は20年間同じ価格が続くため、今回の値下げを織り込んでも2030年度の買取費用の総額は3.7兆円~4兆円になるとしている。


再生エネ 2019年度までの買取価格

項目 2016年 2017年 2018年 2019年
太陽光 住宅用 31円 28円 26円 24円
事業用 24円 21円 未定 未定
風力 22円 21円 20円 19円
地熱 26円 26円 26円 26円
水力 大型 24円 20円 20円 20円
小型 24円 27円 27円 27円
バイオマス 大型 24円 21円 21円 21円
小型 24円 24円 24円 24円