トヨタ自動車とソフトバンクの共同出資会社モネ・テクノロジーズは、2019年3月28日、次世代移動サービスを開発するためのコンソーシアムを立ち上げたと発表した。国内約90社が手を組み、新しい移動サービスを提供する「MaaS」の開発に乗り出す。自動運転を効率良くシェアする仕組みや自走する自動販売機など、次世代サービスの創出を目指す。

MaaSは、デジタル技術の進展を背景に人々の移動に革新をもたらす分野として注目。無人宅配や移動店舗など、モノの移動にも変革をもたらすとされる。

モネは、2019年2月からスマホで利用できる相乗りの「オンデマンドバス」のシステムを自治体などに提供する事業を始めた。今後3年で100を超える地域での導入を目指す。

2019年度からは移動店舗、2023年度以降には自動運転を使ったサービスに踏み出す計画。