米政府は、2019年3月19日、米中両政府が来週、北京で閣僚級の貿易協議を開くことを明らかにした。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン米財務長官が北京を訪れ、中国の劉鶴副首相と会う。次の週には劉氏がワシントン訪問を計画している。合意時期の目標は2019年4月末としている。

米中は2019年は1月末、2月中旬、2月下旬と計3回の閣僚協議を実施。合意事項を破った場合の罰則規定や追加関税などを巡って意見の隔たりが残っている。首脳会談で決着に向けて妥協点を見いだせるかが焦点となる。

トランプ米大統領は当初、2019年3月中に最終合意を目指す意向を示していたが、「合意を急がない」方針に転換。中国側は、首脳会談前に全ての懸案を決着させたい意向。