EUは、2018年11月25日、英国のEU離脱案を正式決定した。

離脱協定案では、英・EU双方が在英、在EU市民の権利を保障することや、離脱に伴って英国がEUに「清算金」を支払うことで合意。年末までは英国をEUの単一市場・関税同盟に残留させることで、環境の激変を避ける「移行期間」を設けることも盛り込んだ。

政治宣言案では、離脱後に交渉を開始する通商協定など将来関係の大枠で合意した。包括的な自由貿易圏を目指すと明記。外交や治安などでも深い協力関係を築くことを目標に掲げた。