PKSHA Technologyは、機械学習技術や自然言語処理技術、深層学習技術を中心にアルゴリズムモジュールを開発。それらを顧客企業に提供し、顧客企業の業務の自動化を通じた業務の効率化やサービス・製品の付加価値向上、サービス自体のモデル革新の実現を支援している。AIベンチャーのパークシャ(9月22日マザーズ上場)にトヨタが4%、10億円を出資する。自動運転やコネックテッドカーで連携を深める目的。

収入には初期設定時に受領するイニシャルフィーと設定後月額で受領するライセンスフィーの2つがある。

提供するアルゴリズムモジュールには、社内文書からの特定文書の抽出やチャット上の自動対話、ECサイト上の商品推薦、工場の検品処理の自動化などがある。提供するアルゴリズムソフトウェアには、小売業・サービス業などでの優良顧客の離反防止や新規顧客のロイヤル化を目的としたソリューションや深層学習技術を用いた画像・動画の識別エンジン、接客・コールセンター・FQA対応の自動化ソリューションなどがある。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2017年9月22日
1単元株式数 100株
主幹事 SMBC日興證券
公募・売出 257万400株
オーバーアロットメント 38万5500株
仮条件 1700円~2400円
ブック・ビルディング期間 2017年9月6日~2017年9月12日
公開価格 2400円


経営戦略

強みとする言語の自動応答や画像認識領域におけるスマートフォンなどのアルゴリズムサプライヤーとして事業を展開。今後は、機械学習技術や深層学習技術、自然言語処理技術を用いたアルゴリズムを様々な業界及び用途に最適な形で提供すると共に、各種ハードウェア端末(各種IoT機器)への導入を加速させる。


PKSHA Technologyの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2017年(10-6月) 7億円 3.6億円 2.5億円 9億円 11億円 80%
2016年 4.5億円 1.5億円 1.1億円 4.1億円 4.7億円 85.8%
2015年 2.9億円 1.4億円 1億円 1.3億円 2.3億円 57%
2014年 1.1億円 0.4億円 0.3億円 0.3億円 0.6億円 52.5%
2013年 0.1億円 0億円 0億円 0.01億円 0.06億円 17.9%