UUUMは、YouTuberを中心とするクリエイターのマネジメント業務やクリエイターに関連するプロモーション提案やグッズ販売、動画コンテンツの制作などを行っている。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2017年8月30日
1単元株式数 100株
主幹事 野村證券
公募・売出 51万6800株
オーバーアロットメント 7万7500株
仮条件 1880円~2050円
ブック・ビルディング期間 2017年8月14日~2017年8月18日
公開価格 2050円


事業

 【クリエイターサポートサービス】
UUUM所属のクリエイターに対し、タイアップ案件における企業との架け橋やリアルイベント企画、グッズ販売企画など、個人では難しい取組のサポートに加えて、動画作製に利用可能な素材の提供、人気のあるクリエイターとの共演機会の提供などを行っている。

収入はYouTube上に流れる広告による収入の一部をYouTubeから受領するアドセンス収入と、顧客企業とのタイアップ動画を中心とする広告収入がある。

アドセンス収入では、通常YouTube上の動画視聴に付随して発生する広告収入のうち、一部がクリエイターに還元されるが、UUUN所属のクリエイターの場合はUUUMが一括して需要。その一部をクリエイターに支払う。タイアップ動画を中心とする広告収入では、顧客企業の商品やサービスを紹介した動画をクリエイターが制作し、自分のチャンネルで公開。UUUMが顧客企業から対価を受領し、その一部をクリエイターに支払う。


【自社サービス】
チャンネル運営や実況動画、ゲーム動画と親和性の高いゲームを開発している。チャンネル運営では、講談社と共同運営する「ボンボンTV」などを運営。番組制作料やYouTube上の広告収入に基づくアドセンス収入を主に計上している。

ゲーム実況はYouTube上の人気ジャンルの1つであることから、ゲーム動画と親和性の高いゲームを開発することで、クリエイターにコンテンツ創りのきっかけを提供しつつ、ゲームとしての業績拡大にもつなげる。収益は、ゲーム中に掲載される広告からの広告収入やゲーム内での課金を収益として計上している。


経営戦略

これまでは業界を代表するクリエイターの獲得と支援に注力してきた。今後はクリエイターの支援を強化する。多岐にわたるジャンルのクリエイターに対してプラットフォームを開放し、より多くのクリエイターが活躍できる環境を提供。クリエイターの収益化をサポートする様々な新規事業の立ち上げや、大手広告主とのコミュニケーションの強化などに経営資源を投下する。


UUUMの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2017年(6-2月) 46億円 4.1億円 3億円 7.2億円 21億円 33.9%
2016年 32億円 2.2億円 1.8億円 4.2億円 9.7億円 43.7%
2015年 13億円 ▲2.6億円 ▲2.7億円 2.4億円 4.5億円 53.1%
2014年 1.6億円 ▲0.1億円 ▲0.1億円 5.1億円 5.6億円 91.2%