トランプ米大統領は、2017年2月3日、2010年に成立した米金融規制改革法(ドット・フランク法)の抜本的な見直しを指示する大統領令に署名した。財務省など関連官庁が120日以内に問題点のある規制を洗い出し、大統領に報告する。

ドット・フランク法は、金融危機の再発を防ぐため、資本水準から高リスク取引の制限、消費者の保護まで幅広く規制を強化した。

トランプ米大統領は「ドット・フランク法の多くを削る」とし、融資増を促すために規制を緩和する意向。まだ、ドット・フランク法は、米国で事業を展開する邦銀にも適用されている。