マレーシア中央銀行は、2016年12月2日、マレーシアの企業が輸出で得た外貨の75%以上を通貨リンギに両替することを義務づける規制を発表した。米大統領選後のリンギの対ドル相場は5%超下落。通貨当局はリンギ防衛のためにドル売り介入を継続しているもようも、原資となる外貨準備高は2014年7月の1318億ドルから2016年11月は983億ドルまで減少した。

介入原資が乏しくなる中、輸出代金の両替義務付けでリンギ買いを誘導。通貨安に歯止めをかける狙い。

導入は2016年12月5日。