サイバーダインは、2016年11月7日、米国FDAに対して医療用HALで、他に類のない新しいロボット治療機器であることを識別可能な形式での承認取得に向けた再申請手続きを開始したと発表した。

医療用HALは、脳・神経信号を活用した能動的な随意運動によって機能改善・機能再生を促す治療を目的としている。サイバーダインは、FDAに対し医療用HALの医療機器の承認申請を2015年6月に提出するも、FDAでは下肢に装着する機器という外観的な理由などから、患者の移動支援など、本質的な使用目的が異なる受動的な電動装具と同じ区分での審査が進められてきた。

今回、FDA側の理解が深化したと判断し、他に類のない新しいロボット治療機器であることを識別可能な形式での承認に向け、2016年11月4日に再提出した。