三井物産はブラジル資源大手ヴァーレと、約780億円でモザンビークにある炭鉱と鉄道・港湾の権益を取得することで合意した。三井物産は2014年12月にモザンビークの石炭生産に加えて鉄道、港湾の開発・運営に参入を決めており、主に良質な石炭を産出する。炭鉱の15%、インフラ事業の35%の権益をヴァーレから取得予定。炭鉱は当初6億3千万ドルの投資を計画していたが、14年末から15年末にかけて原料炭の価格が3割下がるなど石炭価格の低迷で権益価格が下がったため、2億6千万ドル(約260億円)に下がる。

石炭生産は今後本格化し、15年に500万トンだった生産量を18年に1800万トンにする計画。
 

三井物産 モザンビークで3割安く炭鉱取得 

項目 内容
取得金額 780億円
対象 モザンビークの炭鉱と鉄道・港湾の権益取得
生産能力 500万トン→1800万トン(18年)