SHIFTはソフトウェアのテスト事業を展開している。ソフトウェアのテストは開発者が企業内で行っているのが主流であり、アウトソース市場は小規模なものにとどまっている。これに対し、SHIFTは日本のソフトウェアテスト市場の潜在力は4兆円と推定。アウトソース市場の掘り起こしを進める。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2014年11月13日
1単元株式数 100株
主幹事 野村證券
公募・売出 52万株
オーバーアロットメント 7万8000株
仮条件 1210円~1300円
ブック・ビルディング期間 2014年10月27日~2014年10月31日
公開価格 1300円


【主要株主】 

  保有割合
三井物産 9.12%

 
【ストックオプション】

  発行済株式総数に対する割合
潜在株式 16.63%

 

業績推移

【連結】

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年 13億円 ▲0.7億円 ▲0.9億円 9億円 11億円 78.1%


【提出会社】

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2014年 13億円 ▲0.7億円 ▲0.6億円 9億円 11億円 79.2%
2013年 7.9億円 0.7億円 0.3億円 5.9億円 8.4億円 70.9%
2012年 4.5億円 0.7億円 0.3億円 0.8億円 1.9億円 45.4%
2011年 1.9億円 0.07億円 0.05億円 0.4億円 0.9億円 46.3%
2010年 1.8億円 0.3億円 0.2億円 0.3億円 1億円 37.5%

 

事業

【コンサルティングサービス】
ソフトウェアテスト体制の支援やテスト戦略、計画立案支援、テスト設計支援などのコンサルティングサービスを提供している。

【ソリューションサービス】
テスト実行業務や自動テストのためのスクリプト作製業務など労働集約的な業務を提供している。テスト項目を細かく細分化することでソフトウェア開発経験がなくてもテストができるよう整備。検定制度で適正を評価したエンジニアがテスト作業を実行する。

【ヒンシツプラットフォームサービス】
次世代サービスとして育成中。コンサルティングサービスやソリューションサービスの提供で蓄積される「ソフトウェア開発に関する集合知」を活用し、ソフトウェア開発をより効率的なものにするツール提供などを目的としている。


経営戦略

日本のソフトウェア業を営む企業の売上高は11兆円、開発工程に占めるテスト工程の割合は32%とされており、ソフトウェアテスト市場規模は約4兆円と推定されている。しかしながら、ソフトウェアテスト業務は開発者が企業内で行っているのが主流であり、アウトソース市場は小規模なものにとどまっている。SHIFTは潜在的な4兆円市場に対して、アウトソース市場の掘り起こしを進める。

  潜在力
ソフトウェアテスト市場 4兆円